コロナ禍による不動産選びの価値観、方法の変化
新型コロナウィルスが発生し、経済や政治は多大な影響を受けています。
また生活様式や働き方を一変させてしまう程、私たちの一般生活にも影響が及んでいます。
不動産業界にもコロナ禍だからこそ生まれた価値観があります。
今回はコロナ禍で変化する部屋探し・住まい探しについて見ていきます。
コロナ禍で不動産はどのような影響を受けるか
コロナウィルスの流行以前は例年通り部屋探しや住まい探しをされる方がいました。
2020年1月以降からは感染者が著しく増加傾向となり、国からも自粛の要請があり不要不急な外出や過度な接触を避けるように通達されました。
その後の緊急事態宣言の発令により、不動産会社にも影響があり短縮営業や在宅勤務となる不動産会社もありました。
新年度、新生活に向けて一番不動産が動く繁忙期の時期で部屋探しや住まい探しの方が増えるのが例年の動きでした。
緊急事態宣言を受け、異動の時期の見直しや延期を余儀なくされる企業もあります。
法人だけではなく、個人でのお部屋探し、住まい探しにおいても来店数が減る傾向を見せました。
来店数は減っていてもお問い合わせは変化がないという不動産会社もあり、一般生活での自粛活動やお家で過ごす時間が増えたり、各企業が在宅、テレワークといった勤務体系をとったことも要因として挙げられます。
自粛期間となりましたが部屋探しや住まい探しをする必要がある方もおり、自粛期間後にすぐに動ける体制をとる為に、情報収集をされることがあるようです。
新生活様式による家探しの変化
今回のコロナ禍において多くの方が経験をされたことがない状況があり、部屋探しや住まい探しにおいても影響を受けて変化が出てきています。
在宅勤務・テレワーク
今までは家族が生活出来るだけのスペースを求めることが部屋探しや住まい探しでは大半でした。
しかし、家での在宅勤務やテレワークとなった場合、家族がいるスペースで仕事をしなければならず、集中することが出来ないといった支障が出ることもあります。
その為、広さを問わず自宅で仕事が出来るスペースを設け、仕事が出来る環境を整備したいという要望が増えています。
会議などもWEB、リモート会議などへ移行していることもあり、スペースが無ければ生活感のある室内が見えるようになってしまいます。
家族分のスペースで十分だったものが今後はプラス1部屋という希望が増えそうです。
インターネットの整備
今回のコロナショックでインターネットを利用する場面が増えてきました。
・zoomなどを利用したWEB会議
・インターネットでの買い物の推奨
・学校、教育機関によるオンライン授業
・在宅時間増加による動画配信サービス等の利用
インターネットが必ず必要となるケースも多く、利用出来る環境が無ければ様々なケースに対応することが出来なくなってしまいます。
その為、インターネットを利用すること前提とした希望が高まり、インターネットが完備されている物件や導入がしやすい物件への需要が高まりそうです。
駐車場や駐輪場の確保
人が集まる公共交通機関の利用をしない為に、自転車での通勤や社有車での通勤へ切り替えている方も増えています。
その為、車両を駐車、駐輪したいという要望も増えています。
賃貸物件のオーナーは駐車場などの整備や募集の際に広告などに駐車場等の有無を明記することで物件のアピールにもつながります。
不動産のオンライン内見対応
オンラインで物件を内見してもらう方法を導入する不動産会社も増えています。
来店が難しい状況でも室内の状況は確認したいという要望も多く、利用される方も増えています。
また、オンラインの発達により賃貸などではIT重説を取り入れ、来店不要での契約手続きに対応した不動産会社も増えています。
しかし、オンラインで内見は出来るものの高価な価格、賃料になるのが不動産ですから、実際に現地を確認しなければ決定出来ないという方も多く、オンラインによる不動産取引には今後が課題となりそうです。
・コロナ禍での家探しの注意点
上記のように部屋の広さを広くする、設備などのグレードを上げて探す場合には賃料が高くなる傾向にあり、設備をよくすることで月々のランニングコストがかかることもあるので事前に分かることは調べるようにしましょう。
コロナ禍での部屋探し・住まい探し
コロナによる影響は不動産会社のみならず賃貸オーナーにも影響が出てきます。
コロナにより繁忙期で埋まる見込みであった部屋が空室となり、長期空室を避ける為に
色々と対策をしている物件もあります。
賃料を下げていたり、礼金がなかったりと普段では出てこない条件にすることで、空室対策をしていることがあります。
【売買での住宅購入】
不動産会社や建築会社は販売計画にずれが生じており、本来売れる条件の物件でも売れないことがある為、物件の値下げを検討する業者も出てきています。
購入者側からみると今の時期は購入は相場よりも安く物件を購入出来ることもあります。
【お部屋探し】
1年を通して1月~3月に異動をする方が多い為、この時期は例年は不動産の繁忙期となりますが、今年に至って例年よりも空室が多い傾向があります。
オーナーにとって収入源となってしまう為、この時期だけ空室対策として家賃の条件などを変更して対策をしているケースもあります。
不動産には相場がありなかなか掘り出し物をというものはありませんが、今の時期では条件の良いものがあるかもしれません。
また、他の入居者との関係から表に出せない情報も多い為、不動産会社へ直接問い合わせをすることも方法の一つです。
不動産会社でのコロナ対策
緊急事態宣言解除後にコロナ対策をしている企業も増え、不動産会社で各社コロナ対策を実施しています。
【主なコロナ対策】
・従業員のマスクの着用の義務化
・案内時の消毒、換気
・案内用の車両の消毒
・現地での待ち合わせに対応
・オンラインやリモートによる相談や物件の内見
他にも対策をしている不動産会社も多く、現状でも不動産の取引は数多く行われているので神経質になり過ぎる必要はないかもしれません。
まとめ
コロナ禍で不動産の取り扱いも従来よりも変化を見せています。
物件を探されている方は物件の選定基準や手続きの方法などの選択肢が増えているので、自分にとって何が必要かということを考える必要があります。
とはいえ不動産を探す機会も多くない為、何を優先したら良いか分からない方も多く、この場合には不動産会社へ相談すると考えが整理出来たり、場合によってはお得な物件を提案してくれるかもしれません。
コロナの終息は予想が出来ませんが、このような状況下でもポジティブに不動産選びをすることで良い物件に出会えるかもしれません。
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【記事編集者 いえぴた編集部】
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最終更新日: 2021/01/11
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